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by GLOWD INC.

Pride Month🌈

Pride Month🌈

2年前、LGBTのプロセスを推進している組織と連絡を取りたいと思った私は、「NPO法人カラフルチェンジラボ」のボランティアに応募しました。
これが私と三浦様(通称=のぶゑさん)との出会い。

のぶゑさん

ここからはいつも通り、「のぶゑさん」と呼ばせていただきます。
のぶゑさんの仕事は色々ですが、一番大切のは、多分毎年九州レインボープライド(QRP)の開催と言えますね。

(また、のぶゑさんのおかけで、QRPと深い関わりのあるグラウドの社長白石さんに出会い、ついに入社したのも偶然でした。
…というのは余談www)

グラウド@QRP会場

グラウドはQRPの協賛会社であり、毎年QRPの開催をサポートしています。グラウドの社員になった私、会社のダイバーシティ推進プロジェクトの一部として、今年もQRPの準備に積極的に参加しています。

それでは、本題に入りましょう。
6月がプライドマンスということで、九州最大のLGBTQイベントQRPの主催者ののぶゑさんへお話を聞いてみました。

Q:QRPとは?

A:九州レインボープライド(QRP)は、LGBTを始めとする性的少数者や多様性豊かな社会へ向けての祝典であり、またそれを知らない人へは「知って」「触れて」実感してもらう啓発の場でもあります。

九州レインボープライド(QRP)

また私たちLGBT当事者は、世代や地位、また経済的なものや、生まれた場所や肌の色、国籍、人種、家族の状況や障害の有無、病気の有無など関係なく、全ての属性に一定数必ずいます。
ですので、セクシュアリティの多様性を謳うことは、それは全ての人が幸せになるための場でありたい、とイベントを創っています。

Q:現在の主な活動内容を教えてください。

A:九州レインボープライド(QRP)のイベント作り以外にも、LGBT啓発のための講演や企業研修なども行っております。特に最近、お声が掛かるようになったのは、企業内研修や企業内での取り組みのサポートです。
こちらの方は社内の当事者が働きやすくするためにはどうしたら良いのか?という相談が多数寄せられるようになってきています。

三好不動産様主催「企業とダイバーシティ」、のぶゑさんが登壇

企業によって個性があるのでヒアリングをさせて頂きながら一緒に作らせていただいています。
もちろん行政からや学校・地域からの講演依頼も増えています。コロナ禍において、このような状況にもかかわらず、すでに本年度だけで40件の依頼をすでにいただいています。本当に皆さんのLGBTへの感心の高さには眼を見張るものがあります。

Q:LGBTQ活動家になったきっかけは何ですか?

A:私は、2009年に「あなたののぶゑ」という名前で動き始めました。その時はLGBTQの人権活動をしていたわけではなく、テレビタレントさんのように世間を逆手にとって生きているような状態でした。
否!タレントではありませんよw。
ですが、アロマサロンを一人で運営しながらキャラクターのように生きていましたので、ありがたくもたくさんの友人知人を作ることができました。その時代は「活動家」になるなんて思ってもいなかったです。どちらかというとそのまま他しく穏やかに生きていければ良いなと思っていたぐらいですよ。

ですが、しばらくして今の彼と出会うのです(もうあれから12年目とお付き合いも長くなりましたがw))付き合いだして、3年目ぐらいの時に「彼とずっと一緒にいるんだろうな〜」となんとなく思うよになっていきました。

その時に、彼と結婚式をしたいな〜と思い、いくつかのブライダル会場にも問い合わせをしてみました。ですが、どこも受け付けてくれませんでした。
私は、初めて自分が置かれている環境(社会)は、私が(結婚)したいと思ったことが当たり前にできる環境ではないんだということを突きつけられた瞬間でした。男女のカップルは愛し合い、お互いを認め合うことができれば、みんな例外なく結婚ができる、でも、私にはそれができる環境は与えられていないんだと実感せざるを得なかった。

「だったら私がつくろう!」って何故か思ってしまったんですよね(笑笑)それが2014年の話です。

活動中ののぶゑさん

それから気づけば、大学生きっかけで始まったパレードを私が引き継ぎ、QRPとして運営が始まりました。
そこ界に講演活動を行ったりとするようになり、気づけば活動家のようなことをさせていただいています。 
私はQRPを通してみんな(どんな人も)が仲良くなってくれたら良いなと思ってやっているだけなので、私は皆さんのイメージする活動家とは違うかもしれないなと思っていまし、今でも自分のことを活動家だと思ったことはありませんw。

Q:グラウドのような協力会社はどのような活動を行っていますか?

A:グラウドさんのように私たちの活動への協力をいただいている企業は多数います。どの企業も優しくダイバーシティ&インクルージョンの素地をしっかり持った方達だなと本当に実感していますし、一緒になって社会課題への取り組みを考えてくれています。

協力企業が作成したホームページ
https://cclabo.org/

QRPのホームページを作成してくれたり、諸々のデザインを担当してくれたり、SNSの運用や、チラシやポスターの作成などもみなさんプロボノで関わっていただいて本当に助かっています。どの企業も自分たちの強みの部分で関わってくれているので私たちの活動にとっては本当に百人力です。

協力企業@QRP

Q:日本のダイバーシティへの取り組み状況をどう見ていますか?

A:ここ数年のLGBTQ状況は変わってますか? 昨今の政治家をはじめとして、失言と言われることが多く目立っていますが、13年前に私がオープンリーゲイとして生き始めた時には、今ニュースになっているような言葉がバッシングを浴びるようなことは一切ありませんでした。
どちらかといえば、ゲイは「笑いの対象」であり、「趣味趣向の世界」で「奇異な人たち」だったので、それが人権であり、差別しては行けないという認識の人はいなかったのではないでしょうか。

だから、私は「らしく」生きるために社会を逆手に取ることを決めたのですから。  
状況として考えれば、この数年の日本の動きは加速度的にLGBTを取り巻く状況は変化していると思います。ですがその分、「実」の部分がリアルに見えてきているからこその反発も大きくなっているとも感じます。

動きが活発になり、私たちの言葉が現実的に力を帯び始めれば、当然ながらそこに嫌悪感を持っている人たちは反発をしてくるでしょう。言い換えれば、今までは議論のテーブルにさえ乗せてもらえなかったLGBTのこと、でも今は否が応でも議論のテーブルに載せれるようになってきている。だからこその反発や反対意見だと思います。それは、もしかしたらゴールがすぐそこまできている証拠なのかもしれません。勝手ながら私の希望的観測ですが、それでも進んでいることを感じずにはいられません。

Q:福岡市はどのような取り組みをしていますか?

A:福岡市は2018年からパートナーシップ制度(PS制度)のスタートを皮切りに、たくさんの事業を行っています。当事者の居場所作りで、定期的に交流会を行ったり、またいろんな状況下で苦しんでいる当時者がたくさんいるので、そのための相談窓口を弁護士会と協力して行ったりしています。

福岡県が、性の多様性について理解を深めるため、作成したレインボーガイドブック↓
https://www.pref.fukuoka.lg.jp/uploaded/life/562136_60594576_misc.pdf

また福岡拠点のLGBTQ支援団体とともに定期的な意見交換会を行いながら制度のブラッシュアップを進めています。
その中でも特徴的なのは、PS制度は、現在、市営住宅の申し込みや市営の病院においてパートナーとして認めるなどの部分的なところでしか効力を発揮しないのも事実ですが、災害時の安否確認だったり身元確認ができるようになったり、また都市間連携をすることで、PS制度のある地域への引っ越しであれば、引き続きPS制度が使えるというような様々なブラッシュアップがされています。

福岡市パートナーシップ宣誓制度

現在、福岡市PS制度を活用している当事者は95組を超えています。今後も当事者にとっての使いやすい制度になていくのではないかと思っています。

QRP開催すると、福岡市の公式サイトのロゴをレインボーカラーに変わる

Q:今後のビジョンは?

A:九州レインボープライド(QRP)は、今は ・(点)で存在しています。それを 面で行えるようになっていくことが重要だと思います。

▷繋がりを網の目のように
①支援団体(QRP)×企業×行政
②当事者支援団体同士の連携
③LGBTQエリア以外の団体との連携
▷面の拡大
④公園→天神博多→九州→アジア というふうに 

複雑な連携はいずれ、大きな面となり世間を取り巻く偏見差別をなくしていくための大きなうねりになっていくのだと確信します。
その動きを作るのは私たちだけでは到底無理なお話ではあります。今関わっていただいている企業や友人知人の皆様、そして、これから関心を寄せていただき、新しい参画してくれる皆様の力がなければ到底なし得ないと思います。でも大きく変わるにには、たくさんの方の力が必要になるのは事実です。

頑張ってるQRP委員会の皆さん

Q:最後に

A:ビジョンは、LGBTQの人たちが生きやすくなるだけではなく、様々な人たちが生きやすくなる鍵がそこにはあると思っています。
何故ならば、LGBTQ の話=性の話です。性の話=生の話です。これは言葉遊びではなく、現実に「性」在り方でたくさんの方が悩んでいるのは事実ですし、性がなければ家族を作りこともできなければ恋愛をすることもできない、またパートナーのために、子供ために、兄弟のためにと、頑張れるのも「性」があるからです。これはまさしく「生」の話だと思います。

「自分らしく」と「誰かのために」は表裏一体で切り離すことはできないと私は思っています。それはLGBTQ当事者だけの話ではなく、この世に生きている人たち全てに関わる話だと思います。
今、これを読んでいただいているあなたも例外なく「性(生)の当事者」だと考えます。私は「私(自分)らしく」「誰かのために」(=今のパートナーのために・家族のために・友人知人のために)、そして、パートナーと一緒にこの人生を精一杯楽しく歩んでいけたらいいなと思っています。そして、そんな人が一人でも増えるたらいいなと思っています。最終的に残るのはこんなシンプルな想いかもしれません。

本当に素晴らしい話です!!
のぶゑさん、ありがとうございます!!
グラウドも、もっとダイバーシティな会社になるため、頑張りたいです!
カラフルチェンジラボのスローガンが言うように、「カラフルな笑顔が、輝く世界へ」!


たんちゃん

投稿者:たんちゃん
新グラウド人。中国北京出身。 食べ物オタク/広報担当。 もっと多く人にグラウドの素晴らしさを知ってほしい。