GLOWDNEWS メンバー発信ニュースサイト

by GLOWD INC.

「信じて見守る」スタンス

「信じて見守る」スタンス

先日、育児休業中の社員に久しぶりに連絡を取りました。
福岡にいる社員と「社内で部活を立ち上げよう」という話をしていた際、自然と彼女の名前が挙がったのがきっかけです。彼女は3人目の出産後、現在も育休中で、予定どおりであれば11月に復帰予定です。

一番上のお子さんは小学生になり、片道5分の通学路を20分かけて帰ってくるという微笑ましい話も聞きました(笑)。
「星野さん、学童にも行かせずに小学生の子を育てながら働くなんてすごいですね」と声をかけてもらいましたが、ふと自分の経験と重ねることがありました。

会ったばかりの子と一緒に遊ぶ様子

下の子が小学校に上がるとき、不安でした。引っ越し直後で近くに知り合いもおらず、さらに学童保育は定員オーバーで利用できない。上の子のときはスムーズだっただけに、放課後どうすればいいのか、悩んだことを覚えています。

いざ始まってみると、近所に自然と友達ができ、気づけば毎日のように遊ぶようになりました。最近では、私が帰宅すると自宅に7人くらい子どもがいる日もあります(笑)。学校的にはNGかもしれませんが、夏の暑さなどを考えると、私はある程度ルールを決めた上で“放任主義”でやっています。

小人たち

また昨日は、別で3人の子どもを育てる友人が「子どもの変化に気づけなかった」と泣いて連絡をしてきました。上は高校生、下は小学生という幅の広い兄弟児です。

”冷たい”と思われるかもしれませんが、私は「すべてを完璧に把握することはできませんからね」と伝えました。

人はまず、自分のことすら完璧にできません。それなのに子どものことをすべて理解し、対応するなんて本来不可能です。だからこそ、「できること」と「できないこと」を見極め、「やること」と「あえてやらないこと」を自分で決めることが大切だと感じます。

お弁当の日で、自分で詰めて準備する小学2年生の娘

これは子育てに限らず、趣味を持つ人、副業をしている人、どんな環境にいる人にも通じる考え方ではないでしょうか。

ちなみに、その友人の子は自分で前髪を切ってしまい、それを隠していたそうです。母親としてはショックだったようですが、そういった出来事があったからこそ「もっと子どもを見てあげよう」と気づけたのかもしれません。失敗から学ぶのは、子どもだけではなく大人も同じです。

私が子どもに対して大切にしているのは、「信じて、最大限サポートすること」。
そして実は、同じスタンスで社員に向き合いたいと思っています。

もちろん、社員と実の子どもを同じように思うことはできませんが、経営層と社員の関係には「親と子」に似た部分があると感じています。

子どもは親に反発することもあります。思いがけない方向に進もうとすることもあります。でも、親がそこで諦めてはいけない。子どもが「うるさい!」と飛び出していっても、帰ってきたときには迎え入れる。そういう姿勢が必要です。

社員が何かに反発するような態度を見せたとき、私たちまで「は?」と返してしまうのは違う。少なくとも私は、そういう姿勢で接してきたつもりです。

体育祭のリーダーでマネジメントに疲弊した娘

もちろん、私たちも人間ですから、すべてが完璧にできるわけではありません。
それでも、「信じて見守る」という軸があれば、大きく道を外すことなく、経営も続けていけるのではないかと感じています。

管理職の皆さん。

もし共感できる部分があれば、ぜひ少しだけ意識してみていただけたら嬉しいです。笑

投稿者:星野です
グラウド株式会社広報担当です! グラウドの最新情報をお届けします。