2025.1.17
1995年1月17日 午前5時46分。
多くの犠牲者を生んだ、阪神淡路大震災の発生から今年で30年を迎えます。
あらためてこの震災で犠牲となられた方々の御冥福をお祈りいたしますとともに、御遺族の皆様方に心よりお悔やみを申し上げます。
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兵庫県に生まれ育った私ですが、発生当時は4歳で比較的被害の少ない地域に住んでいた為、当時の状況は学生時代の防災学習や人づてに聞いた内容が主になっており、軽々しく記事にしても良いのか、迷う部分もありました。
ただ、今回記事を書くにあたり兵庫県で育った自分でさえ、阪神・淡路大震災の教訓を活かせていない現状を実感し、大きな地震が日本各地で発生している中、自分ごととして捉え、「今困っている人に何が出来るのか、自分が被災した時に何が必要なのか」を考え、備えることがとても重要だということに改めて気付かされ、記事にすることで誰かの防災への意識が変わる小さなきっかけになるのでは、と思い書いてみたいと思います。
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記事を書くにあたり、色々な語りべさんのお話や報道番組などを拝見し、1番ハッとした内容は「30年の間に生活や街並みは戻ったように感じても、やはり被害に遭われた方の心の中には今も様々な形で震災が残っている」という事です。
街が元に戻り、さらに再開発が進められていくことはもちろん良い事である反面、そこにギャップを感じる人々が存在し、今後も寄り添う姿勢は重要です。
まずは自分の中だけでも風化させず、今後の災害への対処について家族など身近な人と話す機会を増やすことが、寄り添う姿勢の第一歩となるのではないかと考えました。
また、他都道府県にお住まいの方にも復興した、そして新たに開発されていく街を知ってもらう為、兵庫県に来てもらう機会を増やすことも重要だと感じています。 特に神戸市では、駅前からウォーターフロントエリアと呼ばれる海沿いまで再開発が行われており、すでに新たな施設やアリーナの開業も控えているので、ぜひ皆さんにも遊びにきていただきたいと思います!
参考: https://www.city.kobe.lg.jp/a55197/kobe_vision.html(神戸市:KOBE VISION)
📷2021年にオープンしたatoa
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そしてもう一つ実践したいと思ったことが「家庭内防災訓練」です。
実際に実践されていた方のお話を拝見し、市販の防災リュックは、各家庭ごとに作られたものではない為、不足しているものが思ったよりもあるかもしれない、ということに気付かされました。(確かに生活スタイルや家族構成が違えば、プラスで必要となるものもあるはずだな、と) なんとなくで用意しているだけでは、非常時に備えているとは言えないな、と反省しました。
不足している物を知るためにも、1日電気や水を使わずに過ごし、どのくらいの水や食糧が必要なのか、実際に体験することで非常時に少しでも通常時に近い環境や精神面を保てるように備える機会になると感じました。
今の家族のスタイルに合う形を見つけ、可能な限りの減災に繋げていきたいと思います。 ※推しの写真やお菓子、普段使っている日用品など自分の身近にあるものや好きな物を一つでも入れておくと、精神的な支柱になるそうです!
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皆さんも自分自身やご家族と出来る限りの範囲で話をしてみたり、備えている対策は今の自分や家庭のスタイルに合っているのか、いま一度振り返ってみてはいかがでしょうか。
拙い文章ではありますが、今回の記事がご覧いただいた皆さまの小さなきっかけになれば幸いです!
【追記】
神戸市では震災30年事業として、レジリエンスセッションというイベントなども今後展開される予定ですので、お近くにお住まいの方でお時間のある方はぜひ足を運んでみてください。(私も参加する予定です)
参考:https://www.city.kobe.lg.jp/bosai/hanshinawaji/30th.html(神戸市: 震災30年事業~阪神・淡路大震災から30年~)