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見えている3分は、見えない100時間でできている。

見えている3分は、見えない100時間でできている。

30、31日は娘が出場する新体操の県ジュニア大会でした。

その付き添いと応援で2日間お休みを頂いたので、そこで起きたことから”ビジネスにおいても同じことが言える”と気付いたことを今日は書いていきたいと思います。

今回の大会は個人演技に団体演技、小学生の部も含めて、県内の選手たちが集う大きな大会。

集合は朝7時半、解散は夜9時。2日目も20時すぎまで。中学生たちには、過酷とも言える2日間だったと思います。今年は3年生にとって引退となる選手も多く、いつもとは違った緊張感が会場に漂っていました。

1日目の個人演技、2日目の団体。

ある強豪クラブの選手が、個人で大きなミスをしました。その後、過呼吸になり車いすで運ばれる場面が。

そのクラブの団体演技では、別の選手たちが立て続けに場外。ミスをした本人も懸命に踊っていましたが、脚も上がらず普段の様子とは違います。

3分間を踊りきっただけでも、並々ならぬことだったと思います。

点数はまさかの一桁。保護者席は、静まり返っていました。同時に「無事に3分間踊り切った」という安堵もあったことだと思います。

彼女たちは「中学生最後の大会」に向けて懸命に努力し、”ミスなく終わる”、”高得点を出す”などそれぞれにいつもとは違うビジョンを描いていたに違いありません。

”たった1回の”種具落下が演技の後半までミスを呼び込み、その後の団体演技にも少なからず影響を与えたというのが「厳しい現実」です。

「普段できていることが、環境が変わることでできなくなる」ということを我々も前提に物事を考えなければならないと思います。だからこそ、「平均値」を常に保っておかなければならない。この平均値を維持するということが日々の行動からつながっていると思います。

「厳しい現実」は、きっとこの大会でたくさんの選手たちが学んだことの一つであると同時に、中学生の段階でこの壁を経験できるということそのものが財産であると思いました。

大会終了後に、我々のクラブチームの先生がこう言いました。

「この大会には沢山の人が関わっている。3分間の演技だけが全てではない。」

そして娘にはこう言いました。「見たことないけど、部屋の片付けから始めてごらん」です。

先生は、まず身の回りのことを見直すことで、今まで見えていないものが見えるようになると付け加えました。

整理整頓、生活リズム、支えてくれる人への感謝、地道な練習、毎日の声がけ。

そういった見えない“100時間”があって、やっと“見える3分”が形になる。そういったことを先生は伝えたかったのだと思います。

・結果の裏にある準備や努力への敬意

・見えていないプロセスの重要性

・パフォーマンスは日常の延長である

・「一発勝負」の幻想を捨てるという覚悟

大会前、試験前・商談前に何をどう繕っても、いつもと違う環境になった途端、実力は如実に出てしまうのが現実です。 逆に言えば「日常をどう積み上げているか」が、環境に対応するための基盤を作りあげていくものだと気付けた県ジュニア大会でした。

投稿者:星野です
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